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  • レポート

インディゲームデペロッパーの力作が集結した『IGDS2015』レポート

高松拳人(フリーランス) 2015-04-27

NPO法人国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)はインディゲームのデモプレイイベント「Independent Game Developers Summit (IGDS) 2015」を4月25日に開催しました。
イベントはオンラインゲームとネットワークのカンファレンス「Online Game Conference (OGC) 2015」(主催:一般社団法人ブロードバンド推進協議会)と併催され、会場ロビーにゲームが展示されたことで、多くの来場者の目にふれていました。
出展者にとっても来場者との交流を通してビジネスにつながったり、プレイヤーの生の反応が得られたりするなど、貴重な場となりました。

Independent Game Developers Summit (IGDS) 2015
https://sites.google.com/site/igdsogc2015/

個性的なゲームの数々

出展されたのは下記12団体(サークル・企業・学校・個人)による作品です。
・水没都市~シマダシステム(ゲーム菩薩グループ)
・EMERALDA〜エメラルダ〜(SESAMI GAMES)
・ビート&マジシャンズ(チームEGG)
・プラモウォーズ(電脳未踏組)
・セキュラタイセン・SNSまにゃ〜・BitBite(東京工科大学メディア学部次世代ゲーミフィケーション研究室)
・アイアンスクラップ(トコ)
・MillionShells(FlyteCatEmotion)
・HERA破滅の女神 エクステンデットバージョン(スタジオインデックス)
・Run And Gun(ZERO GAMES)
・Space Jump!(湘北短期大学 情報メディア学科 高木ゼミ)
・きれいなせかい(GGJ2015ぴこすチーム)
・ぼくのちいさな大冒険(GGJ2015Aチーム)
今回はその中から3つ紹介します。

プラモウォーズ(電通未踏組)

電通未踏組は電気通信大学のOBによって組織され、IPA(情報処理推進機構)の未踏事業の支援を受けて活動を行っている団体です。
今回展示されたゲームは「プラモウォーズ」。
自分の手で軍艦の模型を動かして敵を迎撃し自陣を守り切るディフェンスゲームです。
Microsoft PixelSenseの物体認識機能を用いて製作したというもの。
軍艦の模型を好きな場所におき、現れた敵艦に黄色い照準を向けると自動的に迎撃が開始されます。
軍艦の種類によって攻撃方法も様々で、中でも戦艦は強力な主砲を撃つことができます。
模型を自分の手で自由自在に動かして遊べるという点がとても面白いところでした。

ビート&マジシャンズ

チームEGG株式会社はスマートフォンアプリ開発や楽曲制作、講師業など幅広く活動しています。
今回展示されたのは現在公開中のスマートフォンゲーム「ビート&マジシャンズ」のVR(Virtual Reality)版。
OculusとKinectを用いた音ゲーとなっていて、頭の上、左右の腰の位置に手を動かして流れてくる玉にタイミング良くタッチしていきます。
Oculusでプレイした初めての音ゲーということもあり、最初はタイミングがつかみづらいように感じられました。しかしゲームになれるにしたがって、ベースとなる「ビート&マジシャンズ」の面白さに加えて、体を動かす楽しさが実感できるようになってきました。

ぼくのちいさな大冒険

48時間でゲームを完成させる世界的なイベント「GGJ」(Global Game Jam)の国立市会場で制作された作品です。
本作「ぼくのちいさな大冒険」には「目をつぶってもクリアできる2Dアクションゲーム」という特徴があります。
すべてのギミックに音が仕掛けられており、ギミックとの距離によって音量が変化するなど、耳だけで状況が判断できるようになっています。
もともと全盲のプログラマーが参加したことで、このような方向性になったといいます。「全盲でプログラムができるのか」と質問したところ、「ボイスでプログラムの内容をゆっくり再生し、それを耳で聞きながらプログラムされていた」という回答が得られました。

このほかもインディーズならではのユニークで面白いゲームが多数展示されていました。ダウンロードして遊べるゲームもあるので、IGDSの公式サイトからリンクをたどって遊んでみてはいかがでしょうか。

今年のIGDSではVRゲームが2作(「ビート&マジシャンズ」「水没都市~シマダシステム」)展示されており、インディーズでもここまで高度なゲーム作りが可能な時代になっているのだと感じました。
一方で仲間集めや資金集めに苦心している一面もみられます。

同じ悩みを抱えているインディーゲーム開発者は、こういった場で作品を展示をしたり、実際に足を運んだりすることで良い仲間に巡り会えるかもしれません。

実際、OGC2015で実施されたショートピッチ(2分ずつ実施されるマイクロプレゼンテーション)でも、この機会にビジネスにつなげようとアピールしたり、仲間の募集を呼びかけるチームがみられました。

個性的なゲームの数々
筆者紹介/ 高松拳人 (フリーランス)
根っからの創作活動好きなフリーランス。主にノベルゲームのスクリプトやweb媒体での記事執筆活動を生業としている。作りたいものを作るために同人活動を積極的に行っており、様々な作品を公開している。
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