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  • インタビュー

EVO 3位、RAGE優勝!プロ格闘ゲーマーyukadonインタビュー

オオギ(フリーライター) 2016-09-20

ストリートファイターVの競技シーンに突如現れた無名のプレイヤーが、今注目を集めている。

彼のプレイヤーネームは、yukadon(ゆかどん)。これまで名前を聞くことがなかった彼が、今年7月、世界各国から強豪が集まる世界最大級の格闘ゲーム大会『EVO 2016』で3位。さらに国内大会『RAGE 玄武杯』(5月)、『RAGE Vol2』(7月)ではいずれも優勝を果たしたのだ。

そんな話題を呼んでいる彼に、今回偶然にもインタビューをする機会を得た。

「EVOで勝てたのは運が良かったんだと思います。」

そうそうたる大会戦績を見るに、きっと鼻っ柱の強い人物なのだろう、と思ってインタビューに向かったが、その予想は大きく外れyukadonはどこかあどけない笑顔が印象的な物腰の柔らかい青年だった。

昨年10月に地元から東京に出てきた彼は、格闘ゲーマーが集うシェアハウス「とき○荘」で生活をしている。ゲームのプレイ時間は1日2~3時間。やるとなったらひたすら没頭するし、やらないときは全くやらない。現在はそんな練習スタイルを続けているという。

つい最近名前を聞くようになった彼だが、ストリートファイターを始めたのは実は7年くらい前。前作「ストリートファイターIV」の時代からプレイをしてきたプレイヤーだが、これまで大会に顔を出すことはほとんどなく別名で活動してきた。しかし最近、大会出場ができる環境が整ったことで、知人たちに知られないように名前を現在の「yukadon」として競技活動をスタートしたという。(ちなみに知人たちにはすぐにバレてしまったそうだ。)

愛用するキャラクター”ナッシュ”で次々と好成績を残している彼は、最近では「ナッシュ日本一」と評されることもある。インタビューでそのことに触れると「VXとかボンちゃんとか、もっと上手い人たちもいるし、自分は野試合でよく負けているのでそれは言い過ぎだと思うんですけど…」と謙虚な姿勢で答えつつ「(ナッシュでの)大会結果だけ見れば、自分が一番結果を残せているとは思いますね」と強気な一面ものぞかせた。

しかし、大会で勝ち続けている現状については、あくまでも「運が良かった」と彼は考えているらしい。
「特にEVOは色々と運が良くて3位になれたんだと思います。普段負けている強い相手にも勝てたので。(他の経験豊富な出場選手に比べて)初出場で何もかもよくわからなくて、逆にいつもどおりプレイできたのかもしれません。」

8月、yukadonは株式会社YOUDEALからスポンサードを受け、プロゲーマーとして活動していくことを発表。年内のプレミア大会には全て出場予定とのことだ。以前、筆者が「プロとしてやるつもりはあるのか」と質問したとき、彼は「チャンスがあればやりたいですが、まだ自信は…」と答えを濁していたが、いまや彼はそのチャンスの中にいる。プロという新たなステージを与えられた彼が、これからどんな結果を残してくれるのか。その行く末をぜひ見とどけてほしい。

筆者紹介/ オオギ (フリーライター)
WEBや映像の企画・制作、クリエティブ人材のエージェントを行いながら、ゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」の専門WEBメディア『Mikulas』運営統括としてチームのマネジメントを行い、自らも取材・執筆を担当。その他、ゲームや競技ゲーム(eSports)の関連メディアで記事制作、競技チームや関連団体の広報・営業支援、コミュニティイベントの企画運営など、多岐にわたって携わる。
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